12月26日(土) 美波町の飲ませサビキ


ここ一週間ほど 連日ブリ祭りが続いているようで

今日も期待していいかも。



当初の予定では いつものように朝アオリをやって

ブリ祭り会場へ向かう予定であったが

前日朝アオリを狙った船は0杯や1杯だったということだし

クリスマス満月が明々と出ていたし

アオリのモーニングサービスは期待できそうにないので

一気にブリ狙いに走ることに。



小一時間ほど走って ポイント到着。


仕掛けを落とすとすぐにベイトが付いたが

今日のサバは大きすぎる。



ベイトの活性は高いようで 朝からサバが連で掛かってくる。

サバは1匹だけ掛けて落とすのがベストだが

活性が高いと枝の数だけ付いてしまう。

150号のオモリを付けていても

大きめのサバが3匹掛かると仕掛けは落ちなくなって釣りにならない。

自作の4本枝仕掛けの枝を1本カットして3本枝仕掛けに。


サバが付きすぎて困る場合

市販の仕掛けを使用される方は もったいないと思うが

枝の数を間引いて3本にした方が本命ブリと出会う確率がグッと上がるはず。


朝からどの船もポツリ ポツリ…

釣れていないことはないんだけど

食いがいいとは言い難い状況。


ベイトのサバが大きくて 飲み込めないのか?

おまけに潮が動いていないって(>_<)


潮が動かない日の青物釣りは苦戦する。



瀬戸内では風速10mを超えて釣りにならなかったところもあるようだが

北西の風なら ここはベタ凪パラダイス



暑くて 防寒着・ダウンジャケット・フリース…次々と脱いで秋の装いでの釣り。



波もなく 天気は最高

でも … 釣れません …




途中 ちょっとしたハプニングがあり

ツキも完全に逃げてしまったのか





すっぽ抜けが3回 バラシが1回 あっただけ







昼になっても 私を含め3人ボーズ







1人だけ入れ食い ブリ祭りの方が…


狙うタナが違うのか


仕掛けが違うのか





アタリをたくさんとらえるために サビキは自作。

市販品より間違いなくアタリは多くとれるのでお試しあれ。

制作費も1セット150〜200円と市販品の1/4程度。


キーワードは「逆転の発想」

いろいろな船頭さんからアドバイスを受けて自分なりにアレンジして

枝は4本 … 市販の6本枝ではベイトの濃い群れの中を通すと3匹4匹と連掛けしてしまう。

        この釣りはいかに速く1匹掛けて底まで落とすかにかかっている。

        3匹以上掛かってしまうと たとえ底に落としても本命はヒットする確率は低い。

        市販の仕掛けなら枝を切って減らす工夫も必要では。 

間隔広く … ブリは人間が思っている以上に目が利くので 間隔が狭いと食いが落ちる。

        特に2匹3匹とベイトがサビキに付いて暴れている状態では違和感がある。

        また、間隔を広くとることで広いタナを釣ることができる。

        市販品の倍の1m程度とるようにしている。

サビキ逆付け … 一般的なサビキの枝は幹に対して上向きになるようについている。

        この釣りのベイトはフォールで掛けるので 枝が上向きだと

        幹にピタッとひっついて掛かりが悪くなる。

        枝を下向きに付けると(漢字の「人」みたいに)フォール中に針は幹からはずれて

        掛かりがよくなるし、大物は下に向かって引くので結び目の引っ張り強度も強いはず。

枝14号 幹12号 … どんな釣りでもラインが細い方が食いがいい。太いと低活性時には見切られる。

        狙いの魚が獲れる限度の細糸を使えば太糸を使っている方より多くアタリをとれる。

        この釣りで仕掛けを切られるのは幹ではなく きまって枝の方。

        それに対して魚に見えているのは枝ではなく幹の方。

        だから一般的な仕掛けと逆にして 幹より枝を太くして、両方のいいところをミックスに。

枝のパターン変える … フラッシャーによく付いたり タフロープによく付いたりと

        日によってベイトの付き方が違う。
 
        フラッシャーに反応するときは市販品を使うと全ての枝に魚が付いてしまう。

        ベイトがたくさん付きすぎると勝負にならないので

        あえて4つの枝をバラバラにすることで魚を1匹しか掛けないようにする。

捨て糸を長くとる … 仕掛けをベイトの中へ通すと最初の枝(オモリに近い一番下)につく事が多い。

        それに対して一番下の枝に魚が食ってくるのは稀である。

        オモリが近いと魚が警戒するようなので最低1m以上とる。

        また一番下に本命が食いつくとドラグを緩めていても最初の走りで

        オモリが支点になって枝が切れることが結構ある。

        オモリ側がクッションゴムを入れるなどして

        枝が切れずにすむ対応を検証している。




午後になってようやく最初の1本



最初の1本がこれほど遠いとは。

残された時間は多くないが ここから挽回せねば。



今日はいつもとパターンが違うみたい。


潮がよく効いているときは

ベイトが付いたら底まで落として待っていれば勝手に食ってくるが

今日のように潮が動いていない日は そのパターンではほとんど食ってこない。


ベイトも底から浮いた反応が多い。


朝から1人釣りまくっている海亀氏も幅広いタナを探っているようだ。


となれば …

<作戦B>

ベイトが付いたら底まで落とさず 同じタナでじっと食い込む待つ作戦。

しばらく待ってもアタリのない場合は


<作戦C> 

ベイトが掛かったらフリーで落とさずサミングしながらゆっくり下ろしていく。


それでも食わなかったら

<作戦D>

底まで落としたら 再び微速で10mほど巻き上げる。


たとえば水深120mでベイトの反応が80〜100mであれば

80〜90mでベイトが付く。

しばらくそのままでアタリを待って

食いつかなければサミングしながらゆっくりゆっくり仕掛けを下ろす。

底までオモリが着いたら電動微速で巻き上げて誘う。


ベイトの掛かりが悪くなったときの最終的な手段として 今回はやらなかったが

<作戦E>

釣り貯めてイケマに活かしておいたサバを付けて投入。

漁礁地帯でこの釣り方をすれば 数はでないものの

大判ヒラメや根魚 ブリもメーター級も狙える。


釣れないときは何とかして次の1本を目指さねば。


2本目は サミングしながら下ろしている最中にヒット。



ようやく両目が開いた。


ベイトも固まりだして いい感じになってきた。


午後からのプチラッシュで

5人同時ヒットなんてことも。



船備え付け大型クーラーも満タンに。


よく冷えたブリは各自のクーラーボックスに。


相変わらず すっぽ抜けやバラシもあるが

流すごとにダブルヒット トリプルヒット。



緑のタフロープでブリが釣れる?

今日もいい仕事してくれた。



朝から1人ブリ祭りの海亀氏



最終的に13本キャッチとダントツ竿頭。



最後の一流しで



ようやく4本目。


15:00終了。

ツバスやヤズに見えますが 全部ブリ。

特大サイズは出なかったが 80ちょい〜95cm



一日中潮がほとんど動かず 条件的には厳しかったが

探るタナをいろいろ変えながら 後半なんとか盛り返した。


それにしてもバラシまくりの一日であった 〜反省〜



本日の釣果 ブリ 〜90cm 4匹


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